中等部案内 学校生活

基本理念

学校生活

基準服

教員と生徒

教育課程

学校施設

行 事

校友会

国際交流

学校生活

 中等部に学ぶ生徒諸君には、 自ら考え、 自ら判断し、 自ら行動して、その結果に責任を持てる自立した 人物になってほしいと願っています。 集団生活を行う上で、ある程度の規則を設定することはもちろん 必要です。しかし、規則があるからやむを得ずに守るのではなく、 生徒各人がなぜ好ましくないのか を「気品の泉源」「知徳の模範」の主旨に照らし合わせて考える習慣を養うため、 「べからず」 式の禁止 事項を最小限にとどめ、 自由の中に規律を求めることを目指しています。


基準服


 中等部には、 ふだんの登校のとき必ず着なければならない、 制服はありません。 中等部の服装に 対する考え方は、 自己の判断、 あるいは家庭の協力によって年齢にふさわしい、 しかも個性を生か した服装をするということにあるといえます。 ただ、 それにはその判断のよりどころとなるものを 与えねばなりませんし、 中学生という年齢層の少年少女には、 時には、 はっきりした基準を示さな ければなりません。 それが、 中等部の基準服ということになります。

○男子 指定のスーツ・ネクタイ・白のシャツ・黒靴・ダーク系または白の靴下
ただし入学式・卒業式・音楽会はダーク系の靴下
(夏は白のシャツ・ノーネクタイ・グレーのズボン・他は同じ)

○女子 指定のスーツ・白のブラウス・白のハイソックス・黒靴
(夏は白のブラウス・グレーのスカート・他は同じ)


教職員と生徒


 教員は、生徒に適切な指針を示し、その成長の道のりを見守るよう、努めています。お互いの信頼関係に 基づいた上で、明るい人間関係を築くことを目指しています。


生 徒

 中等部の1学年の生徒数は約 240 名です。各学年とも男女混合の6クラスで、 1 クラスの生徒数は約40名です。 また、 男女の比率はおよそ 2 : 1 です。 今年度の生徒数は以下の通り (カッコ内はそのうちの幼稚舎からの進学者) です。

1年生2年生3年生
男子 156(28) 156(14) 157(25)
女子 96(47) 96(47) 97(40)

 中等部に学ぶ生徒は、 中等部長の推薦により塾内の高校に進学します。 男子は高等学校 (日吉と略、 以下同様)、 志木高等学校 (志木)、 ニューヨーク学院高等部 (NY) のいずれかへ、 女子は女子高等学校 (女子)、 ニューヨーク学院高等部のいずれかへ進学します。 昨年度の卒業生 (250 名在籍) の進学状況は以下の通りです。
※横浜初等部を卒業した児童が湘南藤沢中等部へ入学し、さらに湘南藤沢中等部を卒業した生徒が湘南藤沢高等部へ入学するため、2021年度の本校新入生より、湘南藤沢高等部へは進学できなくなります。

日吉志木女子藤沢NY他校
男子 137 4- 101 4
女子-- 91 0 2 1

教職員

 今年度の教員数は、 部長1名、 主事1名を含め専任教員39名、 非常勤講師 30 名、 非常勤の校医 7 名です。 事務職員は事務長1名のほか8名、 保健師1名、カウンセラー1名です。 その他、 数名の人が生徒達の学校生活に 支障のないよう細かな点まで気を配ってくれています。


教育課程


 生徒が将来円満な人格と豊かな人間性をもつ人になることを教育目標としていますから、 学科においてもかたよらない知識を得、幅広い経験を積むことが大切であると考えています。 つまり、 慶應義塾の大学を卒業して、 社会の中枢の人物になり得る素地を作るためには、いろいろな学問の基礎を学び、様々な体験を積み重ねることが必要で、 それが自分の可能性の発見につながるのです。


授業時程

 中等部の授業時間は45分単位です。 年間を通じて授業は午前 8 時10分に始まります。 月曜日から金曜日までは 6時間の授業があり、 午後 2 時20分に終わります。 土曜日は 4 時間の授業とホームルームがあり、 午後12時30分に終わります。

1時限 8:10 ~ 8:55
2時限 9:05 ~ 9:50
3時限10:10 ~ 10:55
4時限11:05 ~ 11:50
昼休み11:50 ~ 12:40
5時限12:40 ~ 13:25
6時限13:35 ~ 14:20

授業時数
1年2年3年
国語223
222
演習11
習字1
社会222
2
221
数学332
222
演習11
理科222
222
音楽221
美術212
保健体育体育2 22
保健11
技術・家庭22
英語322
222
111
選択2
情報11
道徳・特別活動222
353535

 1週間の授業時数は、 各学年とも35時間で、 体育では男女別で授業を行いますが、 それ以外の科目はすべて男女一緒です。各学年とも英語Ⅱでは、 ネイティヴスピーカーと日本人の 教員が一緒にひとつの教室に行って授業をするティームティーチングを実施しています。 さらに英語Ⅲでは、 生徒の希望および習熟度を考慮した少人数クラス編成による授業が行われています。 技術・家庭と国語演習や数学演習でも、クラスを2つに分けた少人数教育を行い、より一層一人一人に目が届く指導を心がけています。

各科目の主な内容は以下の通りです。
国語Ⅰ・・・現代文
国語Ⅱ・・・1年次は文法・2年次以降は古文
社会Ⅰ・・・1年次は世界地理・2年次は日本地理・3年次は経済
社会Ⅱ・・・政治
社会Ⅲ・・・歴史
数学Ⅰ・・・代数
数学Ⅱ・・・幾何
数学演習・・1年から3年までの範囲をプリント問題を中心に復習
理科Ⅰ・・・化学・物理
理科Ⅱ・・・生物・地学
英語Ⅰ・・・英文法
英語Ⅱ・・・オーラルコミュニケーション
英語Ⅲ・・・英語演習

 中等部は3学期制で、 学期ごとに各科目で成績評価が出されます。 考査は年間5回の定期考査の他に、 科目により平常考査が行われます。 これは、 定期考査と平常考査の両者に一長一短があるため、 併用し ているのです。 また、 レポートの提出やノート検査、 課題や宿題の出来具合等、 考査以外にも評価の 対象になることがあります。

1年時間割例
社3国演国2
英2理1理2数1数2
社3国2数2情報社1
数1HR国1国1英1
理2理1英1英3HR
国2英1数1社1
2年時間割例
国1国2数2社1英3
数2数1理1理2社1
英2技家社3数1
英1HR英1英2技家数1
社3理1国2国演HR
数演情報理2国1
3年時間割例
英1国1理2社2理1
数2技家社2数2理1
英3国2英2社3国2
社1HR英1社1英2数1
選択国1技家国1HR
選択数1理2数演

選択授業

 3年次に週2時間、選択授業を実施しています。普段の授業では取り上げきれない 内容や教員の専門や特技をいかした、教科にとらわれない内容も扱えること、また、設置された講座の中から、 自分の興味・関心に合うものを選んで決めることで生徒の学習への意欲や自主性を高めること、さらに、 他学年や他のクラスの生徒と受講できることや、普段、授業を担当していない教員の授業を受講できることで 生徒同士および生徒と教員の交流の機会を広げること、などを目的としています。


落語を楽しもう

 みなさんは、落語という演芸を知っていますか。 落語とは、噺家(落語家)が一人で何人もの登場人物を演じ分け、扇子と手拭いを用いてさまざまな事柄を表現し、滑稽な話や人情味あふれる話を語って聞かせる演芸のことです。日本の古典芸能の一つに数えられていますが、決して堅苦しいものではなく、気楽に楽しむことができるエンターテイメントです。 この講座の目的は、とにかく落語という話芸を楽しむことです。 授業では、CDやDVDでの落語の鑑賞や、落語の一部を実演してもらうことを通じて、基礎知識を身につけつつ、楽しさや難しさを体感してもらいます。落語だけでなく、なぞかけや大喜利、コントや漫才にも触れながら、広く演芸全般を楽しむつもりです。最終的には、5分程度の落語を話せるようになることがひとつの目標です。 また、可能であれば寄席(落語や曲芸、漫才、コント、奇術などが演じられている場所)にも足を運び、本物の芸を堪能したいと思います。 面白い話を聴くのが好きな人や、周囲を楽しませるのが好きな人、人前で話す力を養いたい人などに向いている講座です。400年の歴史を持つ日本の話芸・落語。一緒に落語の世界を楽しみましょう。


作家入門~創作を楽しむ~

 「好きな作家はだれですか。」と聞かれたら、あなたは何と答えますか。 みなさんにも、一人や二人はお気に入りの作家がいるかと思いますが、この講座ではみなさん自身に作家の仲間入りをしてもらいます。 作家=小説家というイメージが強いですが、具体的には次のような様々なジャンルの創作を行う予定です。
○短編小説  
○ショート・ショート  
○詩・短歌・俳句  
○随筆 など
授業では、古今東西のさまざまな作品を読んだり、CDやDVDで音楽や映像を鑑賞したり、授業内で書いたお互いの作品を読んだりしながら、ことばを用いて表現することの楽しさや難しさを体感してもらいます。受講者が授業で書いた作品を集めて、最後に作品集を作りたいと思っています。 表現することが好きな人、ことばのセンスを磨きたい人、いろんな人の作品を読みたい人に向いている講座です。リラックスしながら、ことばの表現を楽しみましょう。


小説から考えるニッポン

 小説には書かれた時代の風習や思想、事件が反映されています。 登場人物が着ている服や、出てくる食べ物など、時代を読み解く手がかりは沢山あります。 この講座では、時代背景を調べながら小説を読むことで、 普通に読んでいては分からない、小説に隠された謎を皆さんと一緒に解き明かしていきます。 進め方ですが、事前に短編小説(15分程度で読めるもの)を読み、小説が書かれた時代背景を簡単に調べてきてもらいます。 各自調べたことを踏まえて、受講生全員で討議していく予定です。
 本講座では、志賀直哉・太宰治・大江健三郎・村上春樹など、10人ほどの作家を取り上げます。 特別編として詩や映画を鑑賞する回も設けます。 小説が好きな方、小説をじっくり考察したい方の参加を歓迎します。


推理小説を推理する

 推理小説(ミステリー)とは、どのようなジャンルか知っていますか? ざっくり定義すると、「犯罪の解明を題材にした小説」といったところでしょうか。 推理小説は、「犯罪」を中心に扱うという点において、普通の小説と大きく異なります。 人間の醜さや社会の不条理といった目を背けたくなるような現実が描かれているのです。 本講座では、毎回事前に短編の推理小説(15分程度で読めるもの)を読み、犯罪そのものや犯人の動機の背景を考察してきてもらいます。講座当日はそれを元に全員で討議していく予定です。
 江戸川乱歩・横溝正史・高木彬光・松本清張らの古典的な小説に加え、宮部みゆきや東野圭吾などの現代作家の小説も取り上げます。受講生の希望も受け付けます。 この講座では、みなさん全員が探偵です。 現実の社会問題と重ね合わせながら、推理小説をみんなで推理していきましょう!


書道×芸術

 みなさんはこれまでの習字の授業で楷書・行書の基本を学んできました。この講座では書道の芸術的な世界を体験してもらいます。 テーマとその内容は
①知る…「美」の鑑賞方法を学ぼう、芸術作品の見どころはどこに隠れているか?
②つくる…さまざまな書体にチャレンジして作品をつくろう、ハンコづくりも!
③伝える…自分が作りだした「美」を作品として発表してみよう
④芸術を学んだり作品を制作したりする行動はSDGsとどのようにかかわっているか考えてみよう
になります。「美」を通して他者を理解し、自分を表現するのをめざしています。 費用として、美術館・博物館までの交通費や、作品の表装代、材料費等がかかります。


いのちの法律学

 みなさんは、人間の「生命」というものが、法律上どのように扱われているか知っていますか。たとえば、ひとりの人間が「生まれる」あるいは「死ぬ」という営みには、どのような法律が関わっているのでしょうか。また、生命に対する私たちの価値観の変化や、医学の発達は、生命にまつわるさまざまの事柄についての法律上の規定に、どんな影響を及ぼしているのでしょうか。 こうした問題をはじめとして、「法律」というものを切り口に、人間の「生命」について考えてみようという講座です。授業においては、生命にまつわる個別具体的な事柄にとどまらず、一般的な「法律」というものの考え方や、裁判のしくみなどにも触れていく予定で、希望があれば模擬裁判なども行うことができます。また、外部の専門家をお招きしてお話を伺ったり、状況が許せば、裁判を傍聴したりすることも考えています。


マネーの「IQ」を学び、感動を「設計」する

 コロナによって世界経済が一変した現在、日本をはじめとする主要国において、財政赤字や格差の拡大等、これまでの多くの問題が深刻化する一方で、「新しい日常」に向けたビジネスが出現し、大規模な金融緩和の影響もあって、株価が上昇しています。 このような中、5年後、あるいは10年後、みなさんはどこでどのように活躍し始めているでしょうか? この演習では、ピンチとチャンスに満ちたこの世界において善く生き、世の中に貢献するための基礎を培うこと、特に、イノベーションを起こし、「第2、第3のスティーブ・ジョブズ」になることを目指します。 履修者の状況によりますが、経済になじむために、株式や為替、仮想通貨等についての基礎知識を身につけ、その上で、YouTube, Twitter, Instagram, Cluster, Vroid等を活用して財・サービスを普及する方法等を習得します。 つまり、まず、マネーの「IQ」、次いで、感動を「設計」して人々の心にスイッチを入れる方法、これらを学ぶ予定です。 様々な資料を活用して可能な限り分かりやすく丁寧に説明しますので、特別な予備知識は一切不要ですが、意識の高い方々の参加を歓迎します。


SDGsのすゝめ

 2015年に国連で採択されたSDGs(2030年までのSustainable Development Goals・持続可能な開発目標)は普及の5年間を経て、いよいよ「行動の10年」に入りました。 73回生のみんなは2年生のとき、全体でSDGsに取り組んできましたね。新型コロナウイルスによって現在の世の中が持続不可能であることが証明されました。社会は変わらなければいけません。今できること、すべきこと、知っておくべきことは何か。 この講座ではSDGsに関しての日本の第一人者である蟹江先生と共に作業や討論をしたり、時には専門家の講師を招いたり、関連施設などを訪れてみたりしながら、中等部生だけでなく教員もSDGsの理解を深めていきたいと思っています。


ミツバチの世界へ、ようこそ!

 ミツバチやアリは社会性をもつ昆虫です。ミツバチの仲間は高度な学習・記憶能力と優れたコミュニケーション能力を持っていて、集団で生活しています。 ディズニーの物語に登場する「くまのプーさん」は、はちみつが大好きなことで知られています。 プーさんが大好きなハチミツは、ミツバチの働き蜂が集めた花の蜜を原料にし、ミツバチが加工して作り上げた食料品です。 ミツバチの社会では、「ハチミツ作り」の作業の他に、様々な仕事が存在していて、仲間で分業しています。働き蜂は転職も可能です。では、どのように転職するのでしょうか。体内に変化は起こるのでしょうか。 蜂群(ミツバチのコロニー、家族)は、地球環境が変化する中で、生き抜く知恵を持っているようです。 本講座では、ミツバチに関する研究を紹介し、受講者と一緒に考え話し合いをします。さらにハチミツやハチの巣・収穫ダンスなどに関する実習も予定しています。 ドイツ文学の作品の中で、「ミツバチマーヤ」が冒険したように、ヒトである私たちも、ミツバチの世界を覗いてみましょう。


アンサンブルを楽しもう

 この講座は、通常の音楽の授業ではできない、合奏などを体験する講座です。通常の授業では聴いたり歌ったりはしますが、本格的な楽器を演奏したり無伴奏のグループ合唱を体験することはなかなかできません。合奏する楽しさをこの講座では経験してもらえたらと思います。 実際に行う演奏は、ハンドベル合奏・学校にある楽器や個人で持っている楽器を用いた器楽合奏、アカペラなどです。演奏する曲目は参加者全員で話し合い、自分達の希望する曲を演奏します。全員で演奏することもあれば、いくつかのグループに分けて少人数で演奏することもあります。期間中に、練習した成果を発表するミニコンサートを開催し、お互いの演奏を聴く機会も設けています。 アンサンブルを楽しんでみたいという人は、是非受講してみてください。


造形ワークショップ

 美術科および技術科では、造形室・絵画室の2室を使って、ワークショップ方式(*1)で、絵画などの平面分野と、彫刻木工などの立体分野の講座を開設します。普段、描きたい、造りたいと考えていたことで出来なかったことや、既にやったことがあるけれども、もっと究めてみたいことが出来るようになります。それぞれの分野の専門の教員が指導します。 基本的に、希望する分野のグループに分かれて制作します。他にやりたいことがあれば、相談の上、できる場合があります。
(*1)ワークショップ方式とは、同時期に各分野の専門の教員が指導する授業形態です。


ハンディクラフト

 ハンディクラフトとは主に、手工芸品のことを指します。 この講座では、衣服・バッグ・クッション小物雑貨などを手作りで製作する授業です。 手法も、ミシン縫い・手縫い・刺繍・パッチワークなど様々な手法があります。 2020年度は、「刺し子のコースター」・「トートバック」・「自由作品」を製作しました。 自由作品では、クッション・ぬいぐるみ・クロスステッチ・バッグ・スウェーデン刺繍など世界に一つしかない手作りの作品を仕上げる達成感を味わっていました。


英会話( advanced / intermediate )

 ネイティブの先生と一緒に、少人数(10名程度)で『英語漬け』の2時間を過ごし、英語を聴いたり話したりする運用能力を高めます。通常の英語ⅡやⅢの授業では物足りず、もう少し個人的にネイティブスピーカーと英語で話すチャンスを持ちたい積極的な人が対象です。 既にある程度英語で意思疎通がはかれる人が対象のadvancedクラスと、そのレベルを目指す人が対象のintermediateクラスとがあります。 どちらのクラスを希望するかを忘れずに申し込み用紙に記入してください。その希望を参考にして、初回の授業でクラス分けを発表します。


フランス語入門

 英語以外の外国語に興味を持っている人、ヨーロッパに興味を持っている人、もちろんフランスが大好きな人が対象です。 文法重視ではなく、コミュニケーションを通して実践的にフランス語を使えるような内容を用意します。 例えば、フランス語で自分のことや友達のことを紹介することなど、基本的な日常会話はすぐできるようになるでしょう。 また、フランス語の学習を通して、英語への理解が深まることも期待しています。


スペイン語入門

 この講座では、スペイン語を使って、あいさつ、自分の職業、自分の国や母国語についてなどを自己紹介できるようにすることを目指しています。 そのために、アルファベット、発音などの基本事項、動詞、固有名詞、肯定文・否定文などの文法事項、あいさつや国名・職業などの基本単語を学習します。試験があります。 授業では、日本語を少しと英語、スペイン語を使って進めていきます。スペイン語の会話練習だけでなくビデオや音楽、ゲームなども利用します。


映画と音楽

 みなさんは映画が好きですか。好きな映画、または印象に残っている映画のシーンを思い浮かべたとき、映像と共にどんな音楽が頭の中に蘇りますか。  この講座では、映画にとって必要不可欠と言っていいほど重要な音楽-フィルム・ミュージックーについて、実際に映像と音楽に触れながら学んでいきます。「スター・ウォーズ」や「ハリー・ポッター」など最近の映画をはじめ、50年以上昔の作品やさまざまなジャンルの映画を取り上げて、映画音楽の歴史やその役割を紹介します。簡単な説明は英語で行う予定です。 「音楽」に注目してあらためて映画を楽しみたい人、映画音楽が好きな人、単純に映画が大好きな人、歓迎します。映画の新たな魅力を探ってみませんか。


TEDから学ぶ英語プレゼンテーション

 この講座では英語のプレゼンテーションに焦点をあてます。TED Conferenceとはニューヨークに本部があるTED (Technology Entertainment Design) が主催する学術、エンターテインメント、デザインなど様々な分野の方々によるプレゼンテーションのことです。TEDはIdeas worth spreadingという理念のもと、ネット上において常に無料で配信されており、身近で英語学習用の教材としても近年注目されています。毎回の授業ではテーマを設けて、定評のあるTEDプレゼンを鑑賞し、全身を使った表現の仕方、情報あるいは情報機器の使い方をはじめとした英語プレゼンテーションの基本的スキルを身につけます。授業では毎回iPadを使い、実際各自のプレゼンに使う英語のプレゼンファイルをつくり、iPadを使って発表してもらいます。 このスキルは高校、大学に進学しても有効的でしょう。またそれぞれの授業を通して、TEDプレゼンテーションに込められた登壇者のメッセージを教訓として学ぶことも期待します。


目指せ留学!TOEFL®に挑戦

 この講座では将来、高等学校や大学に進学した際に留学(短期でも、長期でも)を考えているみなさんが、英語の入学条件で困らないように少しずつ準備するための講座です。海外における英語圏の国では圧倒的にTOEFL iBT®が入学の英語条件に採用されています。TOEFL® は英語を母語としない学習者の英語運用能力を測定する世界共通テストです。ただこの試験はレベルや費用の高さからみてもそう気軽に受験できるものではありませんし、高スコアは簡単には望めません。ですから少しずつTOEFL®という試験に慣れることが肝要です。この講座では非英語圏から要望を受けて初級・中級の学習者を対象にして開発されたTOEFL Primary® Step1、Step2、SpeakingとTOEFL Junior®を体験します。実際後期の期間中に中等部を会場に公式の受験機会を設けますので、受験する前提で申し込みをしてください(2018年12月よりTOEFL Primary® Speaking Testが再開され、中等部のiPadを使い実施する予定)。 是非受講して実際のTOEFL®を体験することで、将来の留学という夢に一歩近づけることと思います。


演習数学

 数学1の学習内容を中心に、前期は「正負の数」「文字式」「一次方程式」「不等式」「式の展開」「因数分解」「連立方程式」を、後期は「比例・反比例」「一次関数」「平方根」「二次方程式」「二次関数」を扱う予定です。数学演習の授業のように、毎回プリントを使用してたくさんの問題を解いてもらい、それらを解説するスタイルで進めますので、高校進学に備えて、数学の実力を養いたい人や再確認したい人に最適な講座と言えるでしょう。ただし、難問・奇問を扱うのではなく、標準的な問題を題材として演習を重ねていきます。 なお、数学1の中間・期末考査および数学演習の期末考査の成績を参考に、「基礎クラス(10~15名程度)」と「演習クラス(25~30名程度)」に分けて授業を行います。クラス分けについては授業時に指示しますので、それに従って下さい。「基礎クラス」については、数学1の授業の補習も適宜行う予定です。また、この講座は1時間の講座ですから、受講希望者は理科演習もセットで受講して下さい。


理科演習

 「演習数学」と1時間ずつセットで履修する講座です。内容は、用意されたワークシートを使って、主に理科1の授業の進度に合わせて、1学期であれば化学反応式の作り方や質量計算の仕方、2学期には力の合成や分解の仕方、グラフの書き方や物体の運動に関する計算の仕方などを理解して、練習することです。理科1の授業内で理解できている人や、自分から課題に取り組んで正しくやり遂げることができる人には受講する意味がありません。そうでない人も決して受け身ではなく、学習の効果を上げるために、理科1のノートなどの用具や心構えの用意をしっかりすることが前提です。