慶應義塾中等部 器楽部 公式HP

パート紹介


 オーケストラには様々な楽器が使われます。その数は数十種類以上に及びます。そしてそれらの楽器は大きく4つの種類に分類することができます。弦楽器・木管楽器・金管楽器・打楽器です。ここでは、器楽部で使用している楽器(パート)をご紹介します。どの楽器もそれぞれに魅力がいっぱいです。また、オーケストラの中での役割もみんな違います。それらをわかりやすくご紹介します!

弦楽器

 弦楽器は、オーケストラの中で最も中心的な役割をする楽器たちです。そのため人数も多く、オーケストラの6〜7割を占めます。器楽部で使用している弦楽器は、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの4種類です。演奏方法も、ピッチカートやフラジオレットなど表現の幅を広げる特徴的なものがたくさんあります。オーケストラの中では、メロディから伴奏まで全ての役割をこなし、音楽を形作っていきます。全体を包み込むその美しい音色は聴く人に感動を与えてくれます。


木管楽器

 木管楽器は、オーケストラの中で真ん中に座り、ひときわ美しい音色を奏でている楽器たちです。器楽部で使用している木管楽器は、フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴットの4種類です。また、それぞれの楽器に属楽器があり、各パートの部員達が兼務します。4種類の楽器それぞれが非常に特長のある音をもち、その特長を生かしたメロディを奏でていきます。軽やかなものから甘く切ないメロディまで、透き通ったその音色は聴く人を魅了してやみません。


金管楽器

 金管楽器は、オーケストラの中でも花形の、迫力のある最も大きな音を出すことのできる楽器たちです。器楽部で使用している金管楽器は、トランペット・ホルン・トロンボーン・チューバの4種類です。ファンファーレやクライマックスでは欠かすことができない楽器です。その華やかさばかりが目立つ金管楽器ですが、実は打楽器的な使われ方をしたり伴奏もしたりと意外な一面も持っています。とはいえ、やはりその突き抜けるような豪快かつ華やかな音は、聴く人を爽快な気分にさせてくれることは間違いありません。


打楽器

 打楽器は、オーケストラで全員が見渡せる一番後ろに陣取り、音楽に様々な彩りを与えてくれる楽器たちです。器楽部で使用している打楽器は、ティンパニ・シンバル・バスドラム・トライアングルなどを中心に、その数は数えきれません。場面場面に応じて、たくさんの楽器を使い分けます。時にはオーケストラ全体を指揮者のように引っぱったり、時には後方支援にまわったりと、その役割は様々です。曲によっては出番が一度きりしかなかったりすることもありますが…。そのリズミカルな音は、聴く人に変化と楽しみを与えてくれます。